山口県防府市の津森鉄工有限会社

津森鉄工有限会社

社長インタビュー

狙うは年商20億、100人企業!欲しいのは「セールスエンジニア」

<会社の歴史>

もともと祖父が立ち上げた会社でした。町工場のようなスタイルで、協和発酵(株)さんやカネボウさんが防府に工場を構えていたこともあり、そこから頼まれた仕事をしたり、一般の方からの依頼を受けたりしていました。今から30数年前、マツダ(株)防府工場が立ち上げるとき、マツダ(株)関連会社の方から、「ウチと契約して仕事しないか?」と持ちかけられたのです。協和発酵さん、カネボウさんの両関連会社との取引があったので、どちらかが選択しなければならないという状況に陥ってしまいました。当時の防府は、配管工の多い時代だったのもあり、機械関連のマツダ(株)さんサイドで仕事をしていくことを選択しました。

 
社長就任

それから約20数年、営業部長を経て、平成24年に私が社長に就任したときは6名の従業員からのスタートだったのですが、この頃は社長と言ってもまだまだプレイングマネージャーで、肩書きだけの社長でしたね。
 

立て直し3年計画

社長に就任して、私はとにかく会社を守らなければならないと思いました。会社が倒産してしまっては、社員も守れません。1年目はとにかく会社が潰れないように、仕組みを確立して工場を守ることに専念しました。2年目は「社員の生活を守ろう!」ということで、安心して働いていけるように「退職金」を用意しました。また雇用保険、健康保険、労災保険、厚生年金保険などの基本的な部分を更に充実させ、会社として、社員と社員の家族の健康をサポートできる体制にしました。そして、3年目。生き残りをかけて会社としてのビジョンを整備しています。

 

なんでも出来る鉄工所に

津森鉄工に何ができるか?ということを考え続けています。アイディアさえあれば新規事業はなんだってするつもりですが、社名にも愛着があるので、「鉄」でも何かしたいなとは考えています。そもそも現場の社員の「信用」という財産のお陰で、お客様が当社に仕事を発注して、お金を頂戴しているので、社員のみんなのお陰で会社が成立していると思っています。
 

「見て盗め」は禁止

多くの鉄工所や製造業では、教育においていまだに「見て盗め!」という教え方が横行しています。津森鉄工では「見て盗め」は禁止です。「わかるように教えろ!それから叱れ。」です。そうしないと技術の伝承がスムーズに行われませんし、技術を持った社員を増やしていくことも出来ません。普通なら10年かかるところを半分の5年で技術伝承ができるよう目指しています。

 

「こだわりをカタチにする」のが津森鉄工の仕事

弊社は、もともとはBtoB(法人向け)ビジネスでした。でも、これからは一般の方、趣味やオタクの方からの「こんなの出来ますか?」という依頼にも、プロフェッショナルとして応えていきたい。アイディアがあれば資金調達は社長である私の仕事です。そういう意味で、「社長はヒモ、使い倒せ」と口癖のように言っています。新規事業もどんどんやっていきたい。「こだわりをカタチにする」のが津森鉄工の仕事だと考えています。それには、社員一人一人に問題解決力、提案力が必要です。また、「こだわり」を呼び込むにはネットワーク力が大切になってきます。社員一人一人がセールスエンジニアとしてやっていくことが大切ですね。


オーダーメイド化が生き残り策

この業界は淘汰が進んで、将来的には鉄工所の数が現在の1/10くらいにまで減少すると思います。ほとんどの町工場は潰れるでしょうね。鉄需要が減るからではありません。潰れる理由は技術を受け継ぐ人が減っているからです。では、大手の鉄工所に仕事の依頼は集約されていくかというと、必ずしもそうはなりません。なぜなら、大手の鉄工所はオーダーメイドを引き受けてくれないからです。これから中小の鉄工所はオーダーメイドに特化していくしかないでしょうね。


お客様の「ありがとう」を積み重ねる

弊社のコンセプトは、「お客様の【ありがとう】を積み重ねる」ことです。お客様が望まれたものと、出来上がったものにイメージの相違があってはなりません。だから、お客様との打ち合わせの際のヒアリング力が重要なんです。コミュニケーション力といってもいいかもしれませんね。


キーワードは「頼んで良かった」と言われる安心感

最終的に、お客様に「津森鉄工に頼んで良かった。」そう言われる付加価値をつけたいですね。精度の高い技術は勿論ですが、故障してもすぐ対応するという安心感。お客様は、商品が故障したらすぐ駆けつけて対応してほしいんです。話を聞いてほしいんです。でも、大手にはそれが出来ない。だったら、津森鉄工がやるしかない。「安心」という言葉をキーワードにビジネスを展開したい。お客様は良い対応をしてくれたと必ず喜んでくれます。

 

経験者は採用しない

津森鉄工には1つのルールがあります。それは経験者を採用しないというルールです。何故かというと、経験者は津森鉄工のやり方を実践してくれないからです。過去に経験者を採用したこともあったんですが、ことごとく今までの経験が邪魔をして、望む姿に成長してくれませんでした。だったら、未経験者を育てるしかないなと。それで、経験者を採用しないという暗黙のルールが出来たんです。異業種からの転職でも、未経験でもまったく問題ありませんね。いまの時点で何もわからなくても全然気にしないでもらいたいです。津森鉄工には、パチンコ店、車屋、事務職、飲み屋など多彩な前職経験を持っているスタッフが揃っています。

OJTも、1年・2年・3年としっかりマニュアルに沿って計画立てて「設計・製作・設置・保守」など教えていくので、無理がありません。


<成長のステップ>

(1~2年目)溶接・穴あけ(練習も含む)、部品・図面を読める、現場に設置する

  ↓

(3年目)  組図(全体のこと)が読める、全体を作れる、営業ができる

  ↓

(5年目)  チームリーダー、部長(組織長)

  ↓

(???)  海外(タイなど)


<1日の仕事の流れ>

鉄工所の仕事は1日として同じことがありません。毎日違うことの連続です。ほかの工場のラインスタッフなどは、同じものを毎日つくるので、もしかしたら仕事の達成感などがない場合もあるかもしれませんが、津森鉄工の仕事は1つ1つがそれぞれお客さんが喜んでくれる仕事です。これが大きな達成感に繋がっています。


新人さんへの指導方法

新人への指導は、OJTシートを作成しているので、そこに定められたカリキュラムにのっとって行われます。OJTとは、On Job Trainingの略で現場で仕事をしながら業務を覚えていく方法のことです。1カ月目、2カ月目と教え漏れがないように計画的に指導を行ないます。ケガをさせないように、道具の安全な使い方、安全な作業を重視しています。新人さんにとっても言いたいことが言える職場なので、教え方がわからないと思ったりすれば、私に直接直訴できる機会が設けられています。


モノづくりの醍醐味とは?

前職では、電気工事士をしていました。モノづくりの真髄は、空間・時間を超えて製作者の「想い」が残るところです。「時間」をかけたからこそ製作物に対して「自分の作品」だという気持ちが湧いてくるんだと思います。たとえば、実際に津森鉄工が製作したもので、マツダで30年も動き続けている機械があります。見るたびに感慨深い気持ちになるんです。モノづくりとは自己満足、モノづくりとは自分の作品を残すことです。モノづくりは、最終的に自分の子供を育てているように思えてくるものです。こんな体験ができるのも製造業の大きな魅力だと思いますね。


津森鉄工で身に付くスキル

なぜ?と不思議に思われるかもしれませんが、津森鉄工で経験を積むと、自然と営業力が身に付きます。なぜなら、お客様の「想い」や「こだわり」をカタチにする仕事だからです。つまり、「提案」を売る仕事だから、自然とお客様の「想い」を聞き出そうと、話をよく聞くようになり、どうすればその想いが実現できるか提案するようになるからです。


よく誤解されていること

よく誤解されるのですが、鉄工所での仕事って、きっと寡黙な職人の世界なんだろうなと思っている人が非常に多いということ。津森鉄工では、職人の仕事をセールスエンジニアと定義している通り、お客様との対話を重要視しています。一般的なイメージとはかなり違うといっても良いと思いますね。また、これも世間のイメージですが、皆さんが思っているほど3K(=キツイ、汚い、危険)の仕事ではありません。昔と違って、いまは法律で重たいものを持たせてはいけないと明確に定められているので、重いものを持たせたら法律違反になってしまうんです。非力な女性にも務まる仕事なので、先入観を取り払って話を聞きに来てほしいですね。。


女性にも働きやすい職場を

津森鉄工は、小さなお子さんをお持ちの方には特に働きやすい職場だと思います。子供が小さい頃は何かと体調を崩すものだと思いますが、普通の仕事ではなかなか休めなかったり、職場に迷惑をかけるからと後ろめたい気持ちのまま働くことが多いと思います。津森鉄工では、お子さんに何かあれば帰宅できますし、これからも更に育児支援の観点から制度を改善していきます。産休制度も充実しているので、特に、女性にとっては働きやすい会社だと思いますね。なぜここまで制度を充実させるかというと、女性ならではのアイディアが欲しいからです。将来の幹部候補生としても期待しています。


募集の意図

津森鉄工には、1つの夢があります。「年商20億、100人企業になること」です。今回の社員募集は、それを実現するための募集になります。どんな人に向いている仕事かと言われれば、ひと言で言えば、好奇心が強い人に向いている仕事だと思いますね。極端な話、「好奇心」さえ持っていれば、この仕事は何とかなると思いますね。

 

すぐ話し合う職場

当社では、話さないと何もわからない、伝わらないと考えているので、常に社内での話し合いの機会は持つようにしています。現場と内勤スタッフとのすれ違いを避けるためにも、意識して意図的に話し合う機会を設けています。また、定期的に私との個人面談もあるので、どんな小さなことでもいいから気軽に相談してほしいですね。個人面談の時は、私の役割はとにかく社員の話を聞くことですね。


社員構成

社員の1/4が女性です。意外でしょ?男ばっかりの職場だと思いませんでしたか?また、現場でも女性スタッフを求めています。年齢構成は、20代が6人、30代が6人、40代が2人と比較的若いスタッフが多い一方で、60代が3人とベテランスタッフも充実しています。当社では、社員の若返りとベテランからの「技術の承継」が課題です。若いスタッフを採用して、ノウハウとしての技術を早く受け継いでいきたいですね。

 

食べ放題、飲み放題の新年会

社員間の親睦を図る目的で新年会を毎年開催しています。新年会では、寿司屋を貸し切って満腹になるまで食べてもらいます。また、お酒も飲めるので社員からは和やかに飲めると好評です。新年会は若い社員に仕切りを任せるので堅苦しくならない様にしていますね。

仕事が終わってからも、会社の外で仲の良い社員同士で2時間も立ち話をしていたりと、職場の雰囲気、社員間のコミュニケーションは取れている会社だと思います。


新人さんへの周りのサポート体制

新人さんへの対応は、困っていそうなら声を掛けるようにと社員に指導しているので、何も心配する必要のない職場だと思います。職場の2年生が付きっきりでサポートしてくれますし、60代の教育係が技術の承継がスムーズにいくように常に先、先を考えてくれています。また、年を取っても続けていける仕事なので安心して勤務してほしいですね。経験が強みになるので徹底的に技術を磨いていってほしいと思います。社長である私としても、最後まで津森鉄工で働いてほしいと思っているんです。

 

プライベートな私

魚釣りは私のライフワークですね(笑)。春・夏・秋・冬と四季を通して自然と戯れています。船も持っているのでどこへでも行きますよ。冬はスキーにもハマっていたのですが、最近は温泉が大好きになりました。熊本の温泉によく行きますね。ただ、最近は会社が忙しくてプライベートの時間をほとんど取れていないんです。今年の目標は休日を取ること!やはり頭の中をリフレッシュしないと仕事にも悪影響が出てしまいますからね。リフレッシュするコツは仕事に関係ないことを考えることですね。そういう意味では、釣りや温泉は最高のリフレッシュになりますね。


入社される方へのメッセージ

新しく入社される方には、「たった1回の人生、どうせ死ぬならいま何をやるかではありませんか?」と言いたいですね。仕事をするなら、絶対に面白く仕事をした方が良いに決まっています。そして、仕事を面白くするには社長である私に何をしてほしいかということです。あなたの「何かしたい」を応援したいので会社としてはアイディアが欲しいんです。面白く仕事をしたい、あなたの応募を待っています!